ミュージカル『モーツアルト!』に行ってきた。
10年ほど前に見て以来、忘れられないミュージカルのひとつ。
再演されてもあまりの人気でチケットが取れなかったけど、
今回は取ることができた。
が、ここに来て東京も緊急事態宣言。
しかも夜8時になったら飲食店の営業どころか
ネオンも消せという灯火管制。
戦時中か?
空襲でもされるのか?
正気か!!!???
怒髪天を衝く勢いだったけども、ハッと我に返って
ミュージカルの劇場がどう対応するのか検索してみたら、
猶予期間を設け、今日まではやるとあった。
明日のチケットを取った人は、もう観られないのだ。
何という暴挙。
やっと観られると待ち望んでいた人は
多かっただろうに。
私の家族は、今月末、クラシックコンサートに行く予定をしていた。
こちらもチケットがなかなか取れないコンサートだという。
ところが会場が東京都の運営だから、緊急事態宣言発出後に
即中止&閉鎖。
払い戻しの手続きをしていた(これがまた手間がかかる)。
自由が奪われている。
権利が奪われている。
鑑賞チケットならまだいい。
これが生活に直結し、死活問題になる人がいるのだ。
ミュージカルを終えて、キャストが挨拶。
今日が東京公演の千秋楽になってしまったことへの
悔しさを口にしていた。
人の努力や人生の楽しみ、喜び、そして命そのものまで
踏みにじり、奪う権利など誰にもないはずだ。
「人流」などと言って、人を物流のコマであるかのように
捉えてコントロールしようとする都知事も府知事も政府も、
兵の命は消耗品とばかりに火力なしで
突撃させていた軍上層部と何が違うというのか。
戦時中はまだ大義があった。
今、その大義はあるか?
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